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2017.07.03 取材レポート 

山ノ内町立西小学校(長野県)ユネスコエコパーク・ESD研修会が行われました

◆山ノ内町立西小学校(長野県)ユネスコエコパーク・ESD研修会

 日時:平成29622()15:2016:50

場所:山ノ内町立西小学校

講師:石田 好広先生(目白大学人間学部児童教育学科教授)

主催:山ノ内町立西小学校

共催:山ノ内町観光商工課ユネスコエコパーク推進室、信州ESDコンソーシアム

 

信州ESDコンソーシアムの担当の方から、ESD活動支援センター経由で、中部地方ESD活動支援センターに「ESD研修講師紹介」の依頼が入りました。

実施校は、長野県の山ノ内町立西小学校。

信州ESDコンソーシアムの担当の方を通して、実施校が希望する研修内容を把握し、適任の講師の方を紹介。東京都内の小学校の校長を務められ、現在は目白大学人間学部児童教育学科教授の石田好広先生です。

参加した教員は12名。最初に、山ノ内町ユネスコエコパーク推進室の荻原氏から、「ユネスコエコパークとは自然と人間が仲良く暮らす場所、この山ノ内町で児童が見て、聞いて、知ることが児童自身の土台をつくっていく。地域にある教育活動をESDの視点を加えることで、より豊かにできるのではないか。その山ノ内キッズの学びを発展・発信してほしい」と先生方に話されました。

 そして、石田先生のESD研修に…。ESDのこれまでの経緯と必要性、ESDの構成概念や重視する能力や態度について、また、2014年のユネスコ世界会議後にスタートしたグローバル・アクション・プログラム(GAP)と学校教育との関わり、新しい小学校学習指導要領とESDとの関連について、小学校での教科連携と地域の特色を活かしたESD実践を話されました。

「子どもがより良い未来のために何かをせずにはいられなくなる授業づくりに」

「ゴールが見えている授業ではなく、子どもの自発性を引き出す『予定調和的ではない』授業を実施してほしい」。

ESD実践のポイントや、学校生活全体でESDを意識して取り組むことが大事である、とアドバイスされました。また、「国連持続可能な開発目標(SDGs)の17の項目と西小学校のESDカリキュラムとがどうつながるかチェックをしてみてください」とワークを行い、国際的な動向と新たな視点を紹介されました。

意見交換では、地域の特色を活かした授業内容と児童の様子についての話に花が咲き、「ESD大賞をとりましょう!」と盛り上がりました。

研修後の先生方のESDエネルギーが高まった様子。

今後の西小学校のESD授業づくりが楽しみになりました。

 

◆長野県山ノ内町は町内のほぼ全域が志賀高原ユネスコエコパークのエリアとして登録されています。町内の小学校3校、中学校1校の4校全てがユネスコスクールに登録しています。

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