ホーム > 取材レポート  > 津市立南が丘小学校(三重県)でPTA活動「アフリカの動物たち~いのちのつながり」講演会が行われました

ホーム > 取材レポート  > 津市立南が丘小学校(三重県)でPTA活動「アフリカの動物たち~いのちのつながり」講演会が行われました

2017.10.18 取材レポート 

津市立南が丘小学校(三重県)でPTA活動「アフリカの動物たち~いのちのつながり」講演会が行われました

アフリカに生きる動物たちの写真を通して、いのちのつながりについて考える講演会が津市立南が丘小学校で行われました。

 

南が丘小学校PTAでは毎年様々な活動を行っています。環境省中部環境パートナーシップオフィスが、今年度の3年生の学年活動の講師の相談を受け、動物写真家の宮嶋英一先生を紹介しました。

 

過酷な環境下で様々な工夫を凝らして子育てをするトムソンガゼル、仲間と共に子どもをとても大事に育てるゾウ、必死に狩りをして母親だけで子どもを育てるチーター、生き物のフンや死がいを土に戻す虫たち。その中でもゾウは、色々な生きものと深く関わりをもった、サバンナの生態系の頂点に立つ動物です。たくさんの種類の植物をゾウが食べ、そのフンにフンコロガシが卵を産み、生まれた幼虫を鳥やモグラたちが食べる・・・。このように何億年も前から全ての命はつながり、循環しています。
宮嶋先生が撮影した写真が、その様子、命の尊さ、自然の美しさ、それらが今人間の手によって破壊されてしまっていることを伝えます。
「かつてフラミンゴが集まり、世界で一番美しいと言われていた湖は、周囲の森林伐採の影響を受け10年足らずでフラミンゴのいない泥水の湖へと変化してしまいました。また、サバンナの生態系を守る大切な役目を持っているゾウも、密猟者によって大量に殺され、絶滅が危惧されています。このような問題は日本でも数多く発生しています。それらを防ぎ、命を守るために自分たちに出来ることは何があるでしょうか」。宮嶋先生は語ります。

 

「どんな気持ちで写真を撮っていますか?」「恐竜やマンモスはなぜ絶滅したのですか?」子どもたちからの質問が講演後は時間いっぱいまで止まりません。子どもたちは、宮嶋先生、アフリカの動物たちから、自分の命、自分以外の命の大切さに触れました。また、アフリカの大地で遠い昔から脈々と引き継がれてきた命が今消えようとしていることを学びました。過去、今、未来に命のバトンをどう渡していくか、宮嶋先生からの子どもたちへのメッセージが届けられました。

 

日時:平成29年10月5日(木)13:45~15:00
場所:津市立南が丘小学校
参加者:南が丘小学校3年生と保護者

ホーム > 取材レポート  > 津市立南が丘小学校(三重県)でPTA活動「アフリカの動物たち~いのちのつながり」講演会が行われました
ホーム > 取材レポート  > 津市立南が丘小学校(三重県)でPTA活動「アフリカの動物たち~いのちのつながり」講演会が行われました