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2018.11.12 取材レポート 

東山動植物園タイムカプセルプロジェクト2018が開催されました

【絶滅危惧種コアラと私たちの暮らしとのつながり】
日時:2018年11月11日(日)10時~15時半
場所:東山動植物園 動物会館レクチャーホール

 

11月11日・おりがみの日に、国際自然保護連合(IUCN)日本委員会、名古屋市東山動植物園主催のイベント『タイムカプセルプロジェクト2018』が東山動植物園で開催されました。
『タイムカプセルプロジェクト』は、2010年に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会合(COP10)を機に、「おりがみメッセージ」が詰まったタイムカプセルを東山動植物園に埋めたことからスタートしたプロジェクトで、2020年のタイムカプセル開封年に向けて毎年イベントが開催されています。

上:タイムカプセルが埋められている東山動植物園内のお花畑

 

◆2020年◆が大事なワケ
2020年は、東京オリンピック開催だけでなく、日本・世界の生物多様性(いのちのつながり)にとって大事な年です。
2010年に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約COP10の成果である「国連生物多様性年の10年~2011-2020~」の最終年であり、世界の「愛知ターゲット」がどれだけ達成できたのか評価をする年なのです。

IUCN日本委員会は、おりがみを通じて生物多様性について考えるイベントを日本各地で実施しています。

>>>『おりがみアクション』の詳細はコチラ

また、『タイムカプセルプロジェクト』は、自分たちのできることから愛知ターゲットへの貢献を宣言する「にじゅうまる宣言」の登録を行う『にじゅうまるプロジェクト』の一環として取り組まれているものです。

>>>『にじゅうまるプロジェクト』の詳細はコチラ

みなさんも、ぜひ「にじゅうまる宣言」にご協力を!

 

今年の『タイムカプセルプロジェクト』では、大きなおりがみでコアラを作る「おおきなおおきなおりがみ」、飼育員さんからコアラのお話を聞く「生物多様性わくわく講座」、おりがみで作った2020体のコアラを集める「おりがみコアラ2020チャレンジのコーナー」などのイベントが開催され、会場にはたくさんの家族づれが訪れていました。

絶滅危惧種に指定されているコアラを守る動物園の取組について、飼育員さんたちによるコアラへの愛情がこもったお話や、小さなお子さんが真剣な表情で「おりがみコアラ」づくりにチャレンジしている様子などがとても印象的でした。
今回のおりがみイベントを通じてCOP10の大事な成果・愛知ターゲットについて、改めて学ぶことができました。そして、愛知ターゲット達成を目指して自分自身は何ができるのか考えさせられるきっかけとなりました。

 

上:飼育員さんによる「生物多様性わくわく講座」にて

 

左:おおきなおおきなおりがみで作った大きなコアラ/右:「おりがみコアラ2020チャレンジのコーナー」では親子一緒におりがみコアラ作り

 

左:『にじゅうまるプロジェクト』のパネル展示コーナー/右:当センターのスタッフも、作成したおりがみコアラ(写真中央の眠そうな目をしたコアラ)を謹呈しました!

最終的に、おりがみコアラは2,526体も集まったとのことでした!

「地球と生命のための20の約束」愛知ターゲット最終年の2020年まであとわずか。

地球と生命のために、私たち一人ひとりが一瞬一瞬にできること、それを少しでも多く積み重ねていきたいものです。

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