ESD活動支援センター、文部科学省、環境省主催のESD推進ネットワーク全国フォーラム2017が開催されました!
◆ESD推進ネットワーク全国フォーラム2017
日 時:平成29年11月24日(金)13:00-18:00、25日(土)9:30-13:00
会 場:立教大学 池袋キャンパス 太刀川記念館(全体会)、5号館(分科会)
参加者:約160名
主 催:ESD活動支援センター、文部科学省、環境省
共 催:立教大学ESD研究所
11月も終わりのよく晴れた心地よい天候のなか、立教大学 池袋キャンパスに全国各地からESD関係者が集結し、2日間に及ぶ「ESD推進ネットワーク全国フォーラム2017」が開催されました。今年で2回目となるこのフォーラムは、ESD活動支援センター、文部科学省、環境省が官民協働で主催しています。
1日目は基調パネルディスカッションから始まり、全国レベルのESD推進組織のパネル発表・情報交流セッション、ESD関連省庁政策発表とESD推進ネットワークへの期待を伺い、2日目は4つの分科会に分かれて地域ESD拠点の可能性について学び、意見交換を行いました。現場で活躍する教員から行政の方まで、様々な分野の方による熱意溢れる発表の数々でした。
中部地方からは、中部地方ESD活動支援企画運営会議委員の住友理工株式会社CSR部長 戸成司朗氏が、基調パネルディスカッションに登壇しました。講演テーマは「住友理工のSDGsの取り組みとESDについて」。
講演では初めに「なぜSDGsに取り組むのか」について、住友理工が取り扱う天然ゴムは調達に際し環境問題と人権問題が関わっており、業界としてどうにかしないといけない。SDGsはそれらの問題や企業経営・事業活動の羅針盤である、といったお話がありました。
「これまでESD推進に対し、企業の役割が薄かった。ESD活動支援センター開設を良い機会とし、ESD・SDGsに限らず様々な視点から企業の参加を求めていきたい。また、企業人はそれと同時に家庭人、地域人でもある。色々な面からの取り組みをセンターには行ってもらい、企業人の社会感度を高め、巻き込んでほしい。」と熱く語っていただきました。
2日目の総括では「一人一人がESDを社会化していく問題意識をもつことが大切。各地のステークホルダーをどう融合させていくかを今後ESD活動支援センターに期待している。」と、今後への展望が語られ、締めくくられました。
フォーラムを通して参加者がそれぞれの役割について見つめ直し、‟皆が推進ネットワークの主体である“ということを再認識できた、とても有意義な時間となりました。