日時:2018年2月11日(日)13:00~15:00
会場:津市立榊原小学校 家庭室
主催:榊原未来会議
三重県の県庁所在地である津市から車で40分。いくつもの集落を超えてたどり着いた場所、榊原(さかきばら)。「榊原温泉」というとてもいいお湯で有名な温泉地、観光地です。当日は雪まじりの曇り空でしたが、里山に囲まれた田畑や民家、そして会場となった学校、温泉旅館、日本らしい風景がとても美しい場所です。
そんな「榊原」の地で、新たな取組が始まっています。その名も「榊原未来会議」。
この土地で暮らしたい。この土地の恵みを業にしたい。そして、どんな未来のさかきばらにするか、に果敢にチャレンジしている、主に「わかもの」を中心とした団体が4年前にたちあがりました。
今日のイベントは、団体が初めて行う、地元の若者(40歳までらしい)を対象にしたフォーラムです。
総勢16名の榊原育ち、榊原住まいの若ものが集まり、なにやら楽しそう。フォーラムのファシリテーターは森谷哲也さん、みなさんと一緒に「なごみの空間」をつくりはじめます。
ここで少しインタビュー。
今日初めて参加した女子わかものは、「さかきばらの『あるある』をしゃべったんですよ。この町にはコンビニ1軒しかなく、都会に出るの大変。バス代高すぎ!でもみんなの顔が見えて守られてるって感じがすごく好き」と「小学校は57名。うちのクラス6名やん。みんな知っ てる。僕のママはあそこにいる。このこのママはあそこ。あのおじさんも知っているよ。ほとんどしっとる」、小学生たちも話をしてくれます。
同じ町に暮らしているからわかること、同じ町に暮らしているからなかなか話せないこと…。みなさんの思いが溢れます。次の世代が、今暮らしているまちについて語りあう。そんな場をつくるのはとても難しいし、とっても大変。
主催の、越野さんとファシリテーターの森谷さん、「こんなによく集まってくれた」と声を揃えます。
自分のまち、自分の暮らしの未来について語りあい、大切なことに、きづきあい、つながっていく。
とても素敵なESDです。
「暮らす人々の小さなつぶやきが、暮らすまちの未来をつくっていく。持続可能な社会って、この小さな思いを紡ぎ合わせていくことなしにはつくれない!」
そんな大切なことを、ふっと気づかさせてくれた、榊原の風景、わかもの、子どもたちでした。