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2018.06.28 コンテンツ紹介 地域ESD拠点トピック 

環境教育ネクストステップ研究会「ESDの現状調査と推進策の研究 報告書」

中部ブロックで地域ESD拠点に登録されている「環境教育ネクストステップ研究会」(三重県四日市市)から「ESDの現状調査と推進策の研究 報告書」が届きました。

四日市市の平成29年度エコパートナー環境学習等業務委託として取り組んだ事業の報告書で、示唆に富んだアンケート調査結果がとりまとめられています。(四日市市エコパートナーは、環境先進都市の実現に向け、市民、市民活動団体、事業者等との協働を推進することを目的とした、四日市市の登録制度です。)

なお、「ESDの現状調査と推進策の研究 報告書」は、四日市市のウェブサイトからPDFファイルをダウンロードすることができます。

 


当センターESD担当の原理史による「ESDの現状調査と推進策の研究 報告書」の感想

ここで紹介している環境教育ネクストステップが行ったアンケート調査研究は、四日市市内の企業と登録の環境NPO、及び小中学校への認知度と取組みの現状を、現時点として把握したものとして非常に重要な成果と言えます。ESDに関する意識調査は平成26年度に内閣府が国民(個人)対象に行っていますが、組織的主体を対象として実施したものは少なく、地域としては四日市市と限定されるものの、そうした意味で重要なデータです。ESDへの取組みではこれらの主体の役割が期待されていることから、ESD・SDGsの取組みについて協働や支援を検討していく上で最も基礎的な資料の一つといえます。

また、調査の結果も示唆的です。例えば現時点(平成29年度)のESDの認知度の状況が明らかになっています。ESDを「理解している・知っている」割合が環境NPOでは62%、企業では24%というのはある意味想定される現状ですが、これらの結果は環境に深くコミットしてきた四日市市ですら、認知度をより向上させる必要があるという根拠として見ることができます。他にも学校の認識の現状など参考となるデータが掲載されています。さらに、考察の章ではこれらの結果に対する施策的方向性が提言されており、地域の持続可能性施策を検討していく上での意見として参考になります。

 

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