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2018.10.16 事業報告 

ESD推進のためのダイアログ(第2回/信州)を開催しました・その2

志賀高原観光協会、志賀高原ガイド組合

「志賀高原ユネスコエコパーク環境学習プログラム」デモンストレーション

 

日時:2018年10月14日
場所:志賀高原
参加者:20名

 

中部地方ESD活動支援センターは、ESDと生物圏保存地域(ユネスコエコパーク/Biosphere Reserves:BR)をテーマに、志賀高原ユネスコエコパーク協議会、信州ESDコンソーシアムと共催でESDダイアログを10月13日・14日の二日間開催しました。

ESDダイアログ②信州(開催案内ちらし/PDF3MB)

 

二日目は、志賀高原観光協会、志賀高原ガイド組合の協力による「志賀高原ユネスコエコパーク環境学習プログラム」デモンストレーションを開催しました。

はじめに、ユネスコエコパークと志賀高原BRについて学ぶ環境学習講義を聴講し、その後、ガイドさん3人に(3グループにわかれて)案内されて、エコパークの「核心地域」を中心に散策しました。

当日は天気にも恵まれ、志賀高原は紅葉真っ盛りでした。

湿地があちらこちらにあり、数万年前に噴火した火山群の中に形成された特徴をもつ志賀高原の森林の中をゆったり歩きながら、コース上にある特徴的なポイントや、ちょっとした自然の悪戯による造詣物まで、ガイドさんの案内で楽しみながら学ぶことができました。また、ガイドさんの自然生態系についての説明は、そうした自然や森を活用してきた当地の人々の生活文化などにも言及される内容になっているため、私たち参加者が、人の暮らしと森・山・動植物たちとの密接な関係性やその歴史に想いを馳せることのできる環境学習プログラムになっていました。

↑写真左:「岩と木でできたゾウです」とガイドさん。さらに「どこまでが根っこでどこからが幹でしょう?」とクイズも。/写真右:落ちていたシラカンバの樹皮をガイドさんがくるくる巻いて「点火しやすいシラカンバの樹皮は、長野県北部ではお盆の送り火・迎え火に使われるため、8月になるとスーパーでこの状態で販売されます」とのこと。

 

↑写真左:ガイドさんに覗き込んでみるよう言われた穴の中にはヒカリゴケ/写真右:志賀高原の各所で見ることのできる美しい湿地や池

 

通常のプログラムでは、環境学習野外学習でトレッキング・コースを歩いた後、ディスカッション・ワークショップも行うことがあるそうです。また、修了証・ピンバッジの授与なども行われるとのこと。

皆さんもぜひ、志賀高原をはじめとするユネスコエコパークで、ESD及び環境学習プログラムを実体験してみてください。

生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)について:文部科学省ウェブサイト
志賀高原BRについて:長野県山ノ内町公式ウェブサイト
志賀高原ガイド組合:志賀高原自然保護センターウェブサイト

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