中部大学に事務局を置く中部ESD拠点協議会の「SDGsフォーラム・中部サステナ政策塾2018年度成果発表・交流会」に参加しました。「中部サステナ政策塾」とは中部ESD拠点協議会が地球環境基金の助成を受けて実施している、20~30代の若者を対象としたサステナビリティに関する政策を学ぶ塾です。中部大学名古屋キャンパスの6階大ホールで成果概要報告と基調講演がSDGsを視点に行われ、その後7つの分科会に分かれて、様々なSDGs目標に貢献する塾生の検討した政策発表や様々な事例発表が行われました。
参加した分科会では、小さな印刷会社の経営者のSDGsブランディング化の発表で、ノウハウは真似されるが理念は真似されない、理念が人を作り共感した人がお客さんを呼んでくる、との言葉が印象的でした。その後のグループ討論では、食品ロスと貧困についてのグループに加わりましたが、食のセーフティネットワークをインフラにすることが必要で、そのためには地域で顔が見える分配ネットワークの形成が重要との認識をメンバーで共有することができました。
これらの成果を踏まえ、サステナ政策塾の塾生をキーパーソンとしたネットワーク構築が今後企図されており、検討された政策の具体化に向けた取組みが期待されます。
(取材:原理史,2019.2.2)